2011年04月02日

『近代日本の政党と社会』が『人民の歴史学』187号で紹介されています

安在邦夫・真辺将之・荒船俊太郎編『近代日本の政党と社会』日本経済評論社、2009年の文献紹介が東京歴史科学研究会の機関誌『人民の歴史学』187号に掲載されています。

※ウェブサイトでは「品切」となっていますが、オンデマンド版で販売されているはずです。
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2011年03月31日

2010年度主な研究活動

2010年度も本日までということで、主要な研究活動を記録しておきます。

2010年5月1日 福島県いわき市、日ノ出石関係 調査
       
2010年6月15日 山口文象氏ご家族 聞き取り調査

2010年7月11日 山口文象氏、小川光三氏、梅田穰氏ご家族 聞き取り調査

2010年7月17日 竹村文庫・新建千葉支部で創宇社について講演「歴史のなかの創宇社建築会」

2010年8月17日 今泉善一氏ご家族 聞き取り調査

2010年11月10日 新沼杏一氏ご家族 聞き取り調査

2010年12月10、11日 NPO西山文庫 資料調査

2011年2月25、26日 NPO西山文庫 資料調査

2011年3月13日 竹村新太郎ご家族 聞き取り調査

その他、聞き取り調査、資料の借り受け、調査、撮影などを行い、
いくつか研究会で口頭発表を行いました。
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2009年11月19日

『近代日本の政党と社会』

『近代日本の政党と社会』が刊行されました。

政党や政治家そのものをこえて、政党と思想、政党と地域といった政党と政治システム外部との関係にまで視野を広げた論文集です。政治史だけでなく、思想史、文化史、社会史と多様なアプローチで近代日本において政党の果たした役割を考察したものとなっています。ぜひお手にとってご覧くださればと思います。

安在邦夫 真辺将之 荒船俊太郎 編著
『近代日本の政党と社会』日本経済評論社、2009年11月

目次

本書刊行に寄せて 安在邦夫
本書の課題と構成 真辺将之

I 政党結成の論理と活動
第1章 植木枝盛と自由党結成 福井淳
第2章 旧幕臣の政党活動――江原素六の明治10年代を素材として 檜皮瑞樹
第3章 大同団結運動末期における愛国公党結成の論理――板垣退助の政党論を通して 真辺美佐
第4章 日露戦後恐慌期の第一次西園寺内閣と憲政本党 木下恵太
第5章 憲政会と「元老待遇」大隈重信――加藤高明首班擁立工作の展開と挫折 荒船俊太郎

II 政党認識の諸相
第6章 政党認識における欧化と反欧化 真辺将之
第7章 『新人』における吉野作造の政党論――日露戦争期に着目して 高橋央
第8章 田中惣五郎における政党史研究の位相――『東洋社会党考』成立の背景 廣木尚
第9章 石橋湛山の政党論――「浮動有権者」として 上田美和

III 政党とその周縁
第10章 自由民権運動における政党と壮士――自由党の壮士への対応と壮士の動向 安在邦夫
第11章 明治後期の移民会社と政党および政治家――亡命民権家と移民会社の関わりを中心にして 松村孝男
第12章 政友会の院外団と「院外青年」 伊東久智
第13章 都市計画反対運動と住民・政党・政治家――槇町線問題の再検討を中心に 佐藤美弥

本書刊行の経緯 荒船俊太郎
本書の刊行を終えて 安在邦夫

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2009年05月07日

「1910年代末の意匠論における個人性と民族性 ―斎藤佳三の住宅改良論を中心に―」

「1910年代末の意匠論における個人性と民族性 ―斎藤佳三の住宅改良論を中心に―」『次世代人文社会研究』第5号、韓日次世代FORUM、2009年3月、pp.327-340、が刊行されました。

昨年日韓次世代学術フォーラム第5回国際学術大会で口頭発表したものを論文にしたものです。ご連絡くだされば抜き刷り等お送りできると思います。
posted by miya at 23:53| 歴史

2009年03月17日

「復興の実状」を観覧する(メディアのなかの「復興」 資料)

佐藤美弥「メディアのなかの「復興」」(『人民の歴史学』178号)の参考資料です。

■踵を接する観覧者(初日)
展覧会を観覧するようすは逐一紙上で報道された。

踵を接する観覧者(初日)

出典:『中外商業新報』1924年4月16日7頁


■かゞやける復興の実状展
皇族はじめ実業家、官僚などの著名人の来場はとりわけ大きく報道され、一般観覧者の来場を誘う。

久邇宮の観覧

出典:『中外商業新報』1924年4月26日7頁


■最終日の復興の実状展
ホワイトカラー、学生だけでなく、半纏姿の職人や、着物の高齢者など幅広い層の観覧者があったこと、また女性の観覧が多いことが強調された。

最終日の復興の実状展

出典:『中外商業新報』1924年4月30日9頁
posted by miya at 09:31| 歴史

視覚化される「復興」(メディアのなかの「復興」 資料)

佐藤美弥「メディアのなかの「復興」」(『人民の歴史学』178号)の参考資料です。

口頭発表のさいには図版をいくつか用いたのですが、
論文執筆時には割愛しましたのでここに掲載します。

■アイコンを用いた統計資料
東京府下の工業の復興率

■勧業銀行の展示
日本勧業銀行の展示

出典:中外商業新報社(編纂)『図録「大震から復興への実状」』中外商業新報社、1924年
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2009年03月16日

中外商業新報社新社屋(メディアのなかの「復興」 資料)

佐藤美弥「メディアのなかの「復興」」(『人民の歴史学』178号)の参考資料です。

■中外商業新報の新社屋
震火の試練を経てわが社の新築成る

1924年4月14日から29日まで開催された、「復興の実状」展覧会は、中外商業新報社(現在の日本経済新聞)の新社屋完成の記念事業のひとつだった。

出典:「震火の試練を経てわが社の新築成る」『中外商業新報』1924年4月14日6面

■中外商業新報社の本社新築落成記念事業
新築記念落成事業

出典:「折り込みチラシ」『中外商業新報』1924年4月27日に折り込み
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2009年01月16日

メディアのなかの「復興」

「メディアのなかの「復興」――関東大震災後の社会意識と展覧会――」『人民の歴史学』178、東京歴史科学研究会、2009年1月が発行されました。

関東大震災後の社会意識形成の過程と展覧会の関わりについて論じたものです。

1924年4月に開催されたふたつの展覧会、国民美術協会主催の帝都復興創案展覧会と中外商業新報社主催の「復興の実状」展覧会をとりあげました。

主催者の性格に影響を受ける「復興」の表象のありように着目して、社会意識形成における媒介のひとつとしての展覧会の重要性を指摘したつもりです。

ぜひご覧ください。

帝都復興創案展には創宇社建築会も参加していて、彼等じしん同展を第2回展と位置づけています。創宇社が社会的認知を獲得するきっかけとなった展覧会として重要な展覧会です。

posted by miya at 23:31| 歴史

2008年06月19日

都市工学分野からの東京史研究の成果

東京歴史科学研究会の機関誌『人民の歴史学』176号に、
「都市工学分野からの東京史研究の成果――『銀座四百年』、『帝都復興と生活空間』を読んで」が掲載されています。

岡本哲志さんの『銀座四百年』と田中傑さんの『帝都復興と生活空間』を紹介させていただきました。

理系の分野で近現代東京の歴史についてどのような研究が行われているか、これにわたしたちはどのように応答していくべきか、広い視野で考えていくことが大事なんだろうと。考えていかなければなと、そう思うわけです。

私の紹介の記事はともかく、両書とも興味深い本ですので、ぜひ読んでいただければと思います。

ちなみに、今回の『人歴』には成田龍一さんの「現代都市を生きる感性と歴史学――「戦後歴史学」と都市史研究」も掲載されています。流動的な現在にあって歴史学はどうしよう、「方法としての都市史」の可能性は、といったことについて。むしろこちらをお読み下さい。

posted by miya at 22:53| 歴史

2008年06月14日

1910年代の意匠論における個人性と民族性 ――斎藤佳三の住宅改良論を中心に――

2008年6月21日(土)に日韓次世代学術フォーラム 第5回国際学術大会 分科9(文化・芸術)で報告します。

報告のタイトルは「1910年代の意匠論における個人性と民族性 ――斎藤佳三の住宅改良論を中心に――」です。

以前書いた斎藤佳三論を発展させたもの。個人性の部分が強調されやすい1910年代の芸術思想のなかに、同時に民族性を強調する側面があったことなどを斎藤の言説を中心に論じる予定です。

日韓次世代学術フォーラム 第5回国際学術大会

日時:2008年6月21日(土)、22日(日)
会場:ソウル大学校人文館(韓国ソウル特別市)
主催:日韓次世代学術フォーラム
主管:ソウル大学校宗教学科 東西大学校日本研究センター
協賛:JAPAN FOUNDATION KOREA FOUNDATION 国民銀行 東亜ドットコム ジョインスドットコム


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2008年06月06日

歴史学にもっと論争を! 安丸良夫『文明化の経験』をめぐって

歴史学研究会近代史部会の佐々木さんからご案内をいただきました。

早稲田大学文学学術院公開シンポジウム
歴史学にもっと論争を! 安丸良夫『文明化の経験』をめぐって
日時:6月14日(土)、13:00開始
場所:早稲田大学戸山キャンパス 36号館682教室 
http://www.waseda.jp/jp/campus/to_up.html
報告:安丸良夫氏、深谷克己氏、大日方純夫氏
司会:金井隆典氏、檜皮瑞樹氏
主催:早稲田大学文学学術院日本近現代史ゼミ・近世史ゼミ・政治学研究科梅森直之ゼミ
ビラ
サイト


posted by miya at 08:11| 歴史

2008年04月13日

ある「シベリア抑留」のライフストーリー

三谷孝(編)『戦争と民衆――戦争体験を問い直す』旬報社、2008年、が刊行されました。



戦争と民衆――戦争体験を問い直す

 目次

 はじめに 三谷孝
 第T部 戦争体験を問い直す
  第1章 〈戦争体験〉――その全体像をめぐる〈人間〉の営み―― 濱谷正晴
  第2章 東井義雄の戦中・敗戦経験とペタゴジー――戦後教育実践に刻んだもの―― 木村元
 第U部 原爆体験
  第3章 原爆被害者と「こころの傷」――トラウマ研究との対話的試論―― 直野章子
  第4章 ある被爆者の原爆体験と証言活動――その思想的営為―― 源氏田憲一
 第V部 沖縄戦
  第5章 沖縄戦と民衆 ――沖縄戦研究の課題―― 林博史
  第6章 本土における沖縄戦認識の変遷 ――軍隊と民衆の関係という論点をめぐって―― 小野百合子
 第W部 中国大陸での戦争に関連して
  第7章 中国における戦時性暴力をめぐる記憶と記録 内田知行
  第8章 ある「シベリア抑留」のライフストーリー――自分史のなかの戦争の記憶―― 佐藤美弥
  第9章 中国東北地区における朝鮮族部隊について――中華人民共和国建国期を中心に―― 李海燕
  補論 「防衛のための戦い」の記憶――中世ノルウェーのレイザングルについて―― 阪西紀子

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posted by miya at 03:34| 歴史

メディアのなかの「復興」

2008年4月26日(土)に東京歴史科学研究会第42回大会個別報告で報告します。

報告のタイトルは「メディアのなかの「復興」――関東大震災後の社会意識と展覧会」です。
関東大震災後のかなり早い時期に、文化界に「復興」をキーワードに、震災後の社会に対して積極的に関わっていこうとする動きがあらわれていたことに着目し、そうした動向が現われる経緯、そこで生産される「復興」の表象が社会意識にどのような影響を与えるのか、といったことについて検討する予定です。

よろしければぜひ足をお運びください。

大会の詳細要旨などは東京歴史科学研究会ウェブサイトをご覧ください。
posted by miya at 03:13| 歴史